シティボーイは泣かない。

古い引き出しの奥に、ずっとしまわれていた手紙のような話。

2019-02-24から1日間の記事一覧

金曜日、明け方のユーレイ。

緩く、浅い眠りだった。 時刻は午前5時。予定よりも1時間早く目を覚ました。僕は寝間着のまま気怠そうに煙草を咥えて、玄関から裸足のままサンダルを履いてテラスに出た。日中は春の気配が感じられるようになったが、そうは言っても朝方はまだ冷え込む。車…